男性も被害者? 都電荒川線で探る「男性専用車両」の可能性、“弱者”の叫びは社会に届くのか
「男性専用車両」を運行するイベントが18日、都電荒川線を貸し切って行われた。今回で3回目。参加者12人だった。
SNSの声

男性専用車両について、SNSでは「男性にも女性にも、お互いにとっていいこと」という反応が主流となっている。なによりも「痴漢冤罪の可能性が減る」ことが一番の理由のようだ。
誤解を受けないよう神経をすり減らして通勤する男性は少なくない。彼らは男性専用車両があるのであれば、そちらを選びたいと考えている。女性もそれを知っているし、自身が車内で接触された場合に偶然なのか故意なのか悩みたくない。
また、女性たちにも家族や恋人など身近な男性がいるので、彼らが痴漢冤罪で社会的立場を失うことを恐れている。女性専用車両に関し、「女性だけ優遇されている」と批判されることから解放されることもありがたいようだ。
賛成派が多いが、なかには導入に懸念事項があるとする意見も男性側にある。それは、
「男性専用車両に乗ってないと痴漢する気だと思われるのではないか」
「男性専用車両で性被害に遭うのではないか」
というものだ。
前者は、「女性専用車両に乗っていないと痴漢されてもよいとみなされる」というものと類似しているが、乗客が車両を選択するときには、
「乗り換え時などの乗車位置」
が大きく影響していることを、いま一度思い出したいものだ。
男性専用車両で発生するかもしれない性被害については、男性がターゲットとなる性被害が問題となったことを教訓にし、防犯カメラや混雑緩和といった電鉄会社による努力だけでなく、乗客全員がお互いに気付いたら助け合うなどの協力体制を持ちたい。