男性も被害者? 都電荒川線で探る「男性専用車両」の可能性、“弱者”の叫びは社会に届くのか

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「男性専用車両」を運行するイベントが18日、都電荒川線を貸し切って行われた。今回で3回目。参加者12人だった。

“弱者男性”の実態

痴漢撲滅に向けた政策パッケージ(画像:内閣府、警察庁、法務省、文部科学省、国土交通省)
痴漢撲滅に向けた政策パッケージ(画像:内閣府、警察庁、法務省、文部科学省、国土交通省)

 この「日本弱者男性センター」という名称に目が留まった人もいるだろう。

 男性優遇の傾向が強い日本では、弱者といえば女性の印象が強い。それでも“弱者男性”はさまざまな場面に存在している。経済的な面から見れば、中年の非正規雇用男性は弱者になる。

 電車のなかの性被害という場面では、女性が弱者として見られがちだが、男性が弱者になる場合もある。

 2023年3月30日に政府が発表した「痴漢撲滅に向けた政策パッケージ」においても、

「性別・年齢に関係なく被害者となり得ることにも留意が必要」

と明記されている。

 同センターは、女性専用車両を絶対に必要なものだと考えているが、それだけがあって男性専用車両がないことで、

「男性は性被害を受けないもの」

と人々が思い込むきっかけになっているのではないかと危惧している。

 実際には、電車内で女性から触られるなどといった性被害を受けても、信じてもらえなかったり、軽く扱われたり、そういった反応を見越して泣き寝入りするなどして辛い思いをしている男性がいるのだ。

 妻からドメスティック・バイオレンスを受けたトラウマ(心的外傷)から、周囲に女性がいない方が安心できる男性もいる。

 また多くの男性が恐れている痴漢冤罪は、誰にでも起こりうる、非常に不利になりやすいものだ。男性が電車内で弱者になり得る可能性は決して低くなく、常に危うさが伴っている。

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