最近、街のあちこちで「色のついた道路」を見かけるワケ

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道路を普段走っていて、交差点や道路の脇がペイントされているのを見たことがあるだろうか。

さまざまな種類のカラー舗装

交通安全で歩道に色付けしたグリーンベルト(画像:写真AC)
交通安全で歩道に色付けしたグリーンベルト(画像:写真AC)

 カラー舗装の出番はほかにもたくさんある。まずは路側帯を紹介しよう。

 道路に歩道がない場合、道路端の白線の外側のスペースは路側帯と呼ばれ、「歩行者用通路」として整理される。外線の本数や表示方法によっては、車両の駐車が禁止されたり、自転車の通行が禁止されたりする。その箇所を緑にカラー表示している例は多い。特に通学路などに設置されているのを見かけたことがある人も多いのではないだろうか。

 すべての路側帯が塗られているわけではないが、通学路やスクールゾーンなど歩行者の通行が多い場所では、歩行者が保護される場所として強調表示され、ドライバーに注意を促している。

 また、道路脇や歩道上の自転車横断帯は、青色で表示されることが多い。これは、自転車が通行すべき自転車横断帯を明示することで、自動車と歩行者との衝突事故を減らすためである。自転車は車道の左側を走るのが原則だが、進行方向を見誤らないよう、矢羽根や矢印で表示されている歩道もある。

 このように、カラー舗装はさまざまな場所で使われ、私たちの日常生活の一部となっている。このほかカラー舗装にはどんな秘密があるのだろうか。

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