エアバスの衛星プレアデス・ネオの画像販売代理店に日本のパスコ 解像度30cmの衛星写真提供
エアバスが打ち上げた地球観測衛星「プレアデス・ネオ」から受信した画像の販売代理店に、日本のパスコが決まった。とても宇宙から撮影したとは思えない高精細の衛星写真を提供する。
エアバスとパスコ 長年の協働関係から

エアバスは2021年12月16日(木)、同社が打ち上げた地球観測衛星「プレアデス・ネオ」から直接受信した画像関連データの販売権について、日本の測量・計測大手のパスコとパートナーシップ契約を結んだと発表した。
2021年春と夏に2基が打ち上げられたプレアデス・ネオは、計4基の衛星で地球全体をカバーし、30cmまでの解像度で地上の様子を詳細に映し出す。たとえばエジプトのピラミッドのすべての石灰岩ブロックや、訪問者の数まで簡単に数えることができるという。エアバスが製造、所有、運用まで行っている。
パスコとエアバスは20年来の協業関係を築いており、これまでにもエアバスの衛星データの販売代理店となってきた。両社は今後、このプレアデス・ネオの高精細データを活用し、平常時・災害時双方に役立て、広く危機管理に貢献するとしている。
なお、残り2基は2022年半ばの打ち上げが予定されている。