「同僚」すら信頼しない日本人 米国PR会社調査で判明、会社への信頼度は“下から2番目”という世知辛い現実 どう打破すべきか

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世界28か国を対象にした信頼度調査「2023エデルマン・トラスト・バロメーター」によると、日本の「自分の勤務先」に対する信頼度は28か国中「27位」だった。

勤務先への信頼度は「ブービー賞」

丸の内のビル群(画像:写真AC)
丸の内のビル群(画像:写真AC)

 あなたは「自分の勤務先を信頼していますか」と聞かれたら何と答えるだろうか。もしかしたらさまざまな思いがよぎり、即答できないかもしれない。

 米国のPR会社・エデルマンは、信頼度調査「2023エデルマン・トラスト・バロメーター」において、世界28か国の約3万2000人以上を対象とした調査を行った。

 そのなかで、自分の勤務先が「正しい行いをする」という点において「全く信頼していない」から「大いに信頼している」まで10段階で評価を求めた。

 その結果、日本の「自分の勤務先」に対する信頼度は

「63%」

だった。前年度に比べ3ポイント上昇した値だ。

 これを妥当と感じるかもしれないが、実は28か国中

「27位」

であり、28位の韓国(54%)以外にこれより低い国はない。グローバル26か国(一部除かれている)の平均が78%であることからもこの低さがわかる。

 日本の過去の数字を見ると、2020年1月は64%だったのが、2020年5月には

「56%」

に下がっている。その後上昇したが、新型コロナによる緊急事態宣言1回目の期間であることから、会社に対してリモートワークの有無などで信頼度が下がったのかもしれない。

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