「道の駅」誕生から30年 最近は“子育て世帯”のオアシス化進む、いったいなぜ?
道の駅は現在、子育て支援施設が設置され、子育て家族にとって使い勝手のいい場所になっている。では、なぜそのように変化したのだろうか。
変わり始めた道の駅の今後

このように、道の駅は子育て世帯にとって利用しやすい場所に変わり始めており、子育て支援施設を併設した道の駅も誕生している。岐阜県大野町の道の駅「パレットピアおおの」には、東京おもちゃ美術館監修のもと、木のぬくもりを感じるおもちゃを提供する子育て支援施設「子育てはうすぱすてる」がある。
オープンから1年が経過した2019年8月末の来館者数は約10万人で、県内外からの来館者も多い。道の駅として、地元の野菜や焼きたてのパンが味わえるレストランもあり、時間を気にせず家族で楽しめる場所として、連日多くの親子連れでにぎわっている。
また、福島県国見町にある道の駅「国見あつかしの郷」には、道の駅内に木製遊具を備えたキッズルームがある。親子教室や育児相談も行っており、地域の子育て世帯を幅広くサポートする場として活用されている。オープンから2年が経過した2019年8月末の道の駅利用者数は約7万人で、近隣町や県外からのリピーターも多く、そのほとんどが買い物なども楽しんでいる。
このように、道の駅は子育て世帯にとって使いやすい場所に変わり始めている。しかし、利用しやすくなったがゆえに、本来の目的とは違う使われ方をしているものもある。例えば、障害者用に設置された「屋根付き優先駐車場スペース」は屋根付きゆえに、バイカーが雨宿りしたり、バーベキューをしたりする場所として使われているケースもある。
利用者側のマナーの問題ではあるが、せっかく便利になったスペースが利用時に使えなくならないような対策が必要である。
さまざまな人が利用する道の駅。ルールを守って、子育て世帯が利用しやすい安心・安全な場所として、地域に根付いていくことが望まれる。