縮まるサービス格差 JAL・ANAが「上級ラウンジ」を一般開放しつつあるワケ

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JAL、ANAともにラウンジの門戸を広げつつあり、上級会員と一般会員のサービスの差が、徐々に縮小傾向にある。上級会員への特権を薄めても、優待制度を一般開放したい理由はなんだろうか。

優待制度を開放したい理由

ANAのステータスごとの達成条件(画像:ANA)
ANAのステータスごとの達成条件(画像:ANA)

 もちろん、上級会員には

・フライトマイレージのボーナス
・専用チェックインカウンター
・荷物許容量の優待

など、ラウンジ利用だけにとどまらない優待が多く存在している。

 しかし、ラウンジの有料利用による混雑に加えて、廉価でプレミアムクラスへのアップグレードが可能になる入札アップグレード制度で、空席がある際の無償アップグレードの機会が減少したことなど、上級会員に与えられていた「特権」が徐々に薄まっていることは否めない。上級会員の不満を予測しながらも、優待制度を開放したい理由は何だろうか。

 これは、

「ビジネスクラスを購入するほどではない」
「上級会員を狙うほど飛行機に乗るわけでもない」

が、

「ラウンジ利用の3時間のために、5000円を支払ってもよい」
「アップグレードのために、数万円プラスしてもよい」

といった層へ、より個々のニーズを満たすようなフレキシブルなサービスのアプローチを狙っているように見える。

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