この夏注意! 「長距離運転」前にメンテナンスしておくべき部分とは

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夏に長距離ドライブをする人が増えると、高速道路で発生するトラブルも増える。クルマのトラブルのなかには、夏場だからこそ発生するものもあり、高速道路の電光掲示板などで注意を促すこともある。

特に注意が必要なエンジン系統

クルマのエンジンルーム(画像:写真AC)
クルマのエンジンルーム(画像:写真AC)

 エンジン系統もまた、夏場に特に注意が必要な部分である。バッテリーと同様、エンジンは常に使用されている部分だが、夏場は問題が急増する。

夏は気温が高くなるため、エンジン系統も高温になる。高速道路ではエンジンの回転数が上がり、エンジン温度が上昇する。

これがオーバーヒートと呼ばれる現象を引き起こす。オーバーヒートとは、エンジン温度が上がりすぎてエンジンが機能しなくなることで、場合によってはエンジンから発火してクルマが燃えることもある。夏の高速道路では、オーバーヒートで緊急停止するクルマが多く、その光景を目にすることができる。

近年、エンジン系統は車体前部のボンネット内に設置されていることが多いが、車種によっては後部に設置されていることもある。エンジン系統のメンテナンスは以下のとおり。
・各部品が正常に機能しているか確認して、ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店などの専門業者に点検を依頼する。

・エンジンオイルが適正値より減っていた場合は、ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店などでエンジンオイルを購入し、専門家にエンジンオイルの補充を依頼する。

・ラジエーターとリザーバータンクに、エンジン系統を冷却するのに適切な量の冷却水(クーラント)が入っているか点検し、入っていない場合は、カー用品店でクーラントを購入し、自分で補充するか、専門家に依頼する。

 エンジン系統のメンテナンスは自分では難しいので、専門店に依頼することを勧める。近年はホームセンターでもクーラントが販売されており、自分で簡単に補充することができる。

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