バイクの免許 「最初から大型」は絶対お勧めできないワケ

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気持ち良さそうに走るライダーたちを見て、バイクに憧れを持つ人は多いだろう。そして「バイクに乗るならやっぱり大型」という気持ちを抱く人もいるかもしれない。

大型二輪免許からの取得を推奨しない教習所の体系

「ロイヤルドライビングスクール広島」の教習車(写真左:NC750、写真右:Harley)(画像:ロイヤルドライビングスクール広島)
「ロイヤルドライビングスクール広島」の教習車(写真左:NC750、写真右:Harley)(画像:ロイヤルドライビングスクール広島)

 普通二輪免許から大型二輪免許を取得する場合と、いきなり大型二輪免許を取得する場合においても、教習期間と費用に違いが出ている。

 まず教習時間の違いについてだが、広島県にあるロイヤルドライビングスクールのウェブサイトでは、以下のように紹介されている。

●普通車免許所持の場合の教習時間

・普通二輪免許を取得して大型二輪免許を取得する場合
普通二輪:技能17時間、学科1時間
大型二輪:技能12時間、学科免除

・いきなり大型二輪免許を取得する場合
大型二輪:技能31時間、学科1時間

 学科の時間は変わらないものの、普通二輪免許を経由して大型二輪免許を取得した方が、いきなり大型二輪免許を取得するよりも、技能講習の時間がトータルで2時間短く済む。これは普通二輪から段階的に免許を取得する場合、

「バイクを操作する技術や知識等が一定の基準に到達している」

と考えられるため、トータルの教習時間が短くなるのだ。

 では、教習費用の面はどうだろうか。具体的な費用は教習所によって異なるため一概に料金の違いは言えないが、普通と大型を別々に取る場合が費用的には若干費用が高くなる傾向にある。しかし教習所によっては、普通二輪免許と大型二輪免許を一気に取得するセットプランを設けているところもあり、こういった場合、通常より安く申し込むこともできるようだ。

 冒頭で述べたとおり、そもそも、いきなり大型二輪を取得することができない教習所もある。こうした教習所の体系からも、大型二輪免許からの取得をお勧めしていない様子がうかがえる。

 また個人差はあるが、いきなり大型二輪への挑戦は、難易度の高い課題走行や卒検をクリアできず、追加で教習時間等が増えてしまう時間と金銭的なリスクもある。

 そのため、安易な考えで「大型免許の取得」からチャレンジするのではなく、身の丈に合ったやり方やプランをよく検討して免許取得を目指すべきだろう。遠回りに見えても、結果として一番近道になることもあるかもしれないのだ。

 周りの友人・知人からのアドバイスを参考にするのもいいが、いきなり大型二輪を希望する人は事前に教習所などへ行き、大型バイクに実際触れてみて判断するのもいいのかもしれない。

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