欧州初のトライブリッド車両! あなたは「マサッチョ」を知っているか

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2023年6月、筆者はマサッチョの製造現場である同社ピストイア工場を取材、製造中の様子から、完成車両のデモンストレーション走行まで見学した。そこで見たものとは。

ピストイア工場を取材

出荷前最終検査を行うマサッチョ(中/右)。左は2階建て近郊型電車カラバッジョ(画像:橋爪智之)
出荷前最終検査を行うマサッチョ(中/右)。左は2階建て近郊型電車カラバッジョ(画像:橋爪智之)

 2023年6月、筆者(橋爪智之、欧州鉄道フォトライター)は日立製作所および日立レールの全面協力により、マサッチョの製造現場である同社ピストイア工場を取材、製造中の様子から、完成車両のデモンストレーション走行まで見学した。

 マサッチョは、車両前面を除いてアルミニウム製となっているが、日本と異なりアルミニウムの地肌のままではなく、すべて塗装されている。その車体の溶接には、摩擦攪拌接合(FSW)が取り入れられ、日本から装置を導入している。

 日立は英国を筆頭として、欧州圏に複数の工場を持つが、FSWを導入しているのはここピストイア工場のみである。

 日立の名前を持つものの、ピストイア工場で製造する車両の部品は、ほぼ100%が現地調達となっている。マサッチョも、ほとんどが昔から付き合いのある地元サプライヤーから部品を調達している。

 組み上げられた車両は最終検査場へ移動し、各装置がきちんと動作するかの確認が行われる。今回の取材では、特別に電気、バッテリー、ディーゼル各モードでの動作試験に添乗した。

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