交通事故は“日没前後”に急増! 身を守るために再注目の「反射材」 夏の行楽シーズンに向けて考える

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交通死亡事故は、日没時刻の前後1時間に起きやすい。それを防ぐ策のひとつに、歩行者が車に気づいてもらえるよう、反射材を身に着けることがある。

福井のメーカー、県庁も後押し

「反射材の常識をくつがえす」をモットーに手がけられたLIGHT FORCEのおしゃれなTシャツ(画像:丸仁)
「反射材の常識をくつがえす」をモットーに手がけられたLIGHT FORCEのおしゃれなTシャツ(画像:丸仁)

 この反射材をプリントしたTシャツを制作したのは、福井県福井市にある丸仁である。ブランドコンセプトは、まさに「反射材の常識をくつがえす」ことで世の中に貢献していくことだという。

 同じ福井県でいえば、福井県庁による「交通安全家族!」という反射材普及活動にも注目したい。

 この取り組みは2020年に、県内で夜間時の反射材未着用による高齢者の交通事故が絶えないことから、反射材の存在を県民にもっと知ってもらおうと始まったものだ。

「光ってこそ、人生」をモットーに、交通マナーとルールの大切さを発信しており、県内外で話題になっている。

安全でおしゃれな反射材を

福井県内で展示されていた交通安全家族!のキャラクターたち(画像:交通安全家族インスタグラム)
福井県内で展示されていた交通安全家族!のキャラクターたち(画像:交通安全家族インスタグラム)

 一見すると普通の服を着ているように見えるが、スマホのフラッシュ機能で撮影すると、画像のように実は衣服のあらゆるところに反射材が使われているのがわかる。

 登場するのは、夫婦や子ども、祖父母にペットまで個性あるキャラクターばかりだ。家族ごとに反射材が使用されている部分が異なり、男性であればネクタイ、老人であれば、つえなどに施されている。自分がいずれかのキャラクターに当てはまりやすく、自分ごととして反射材の重要性を認識できるところが良い点だ。

 この「交通安全家族!」は福井県内のショッピングモールやいくつかの市町村のロビーなどで期間限定で見ることができる。また、福井県ではSNSでの情報発信や若い世代への反射材の普及活動も行っている。

交通事故防止への意識高まりに期待

世界の反射材の市場規模。2022年~2027年の間に年平均成長率5.37%を示し、2027年までに84億米ドル(約1兆1500億円)に達すると予測されている。(画像:グローバルインフォメーション)
世界の反射材の市場規模。2022年~2027年の間に年平均成長率5.37%を示し、2027年までに84億米ドル(約1兆1500億円)に達すると予測されている。(画像:グローバルインフォメーション)

 実は、福井県は2021年度の調査で、人口10万人あたりの交通事故死亡者数が全国ワースト8位にランクインしている。

 このような活動を通して、県民の交通事故防止への意識が徐々に高まっていくのではないだろうか。

 上記のような取り組みによって反射材が普及すれば、薄暮時間帯や夜間の事故数も減少していくだろう。

 反射材がよりポピュラーになり、世の中に事故で悲しい思いをする人が減ることを切に願う。

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