「子どもの交通事故」減らすためには何が必要? あなたは危険場所を子どもに教育していますか
保護者の9割以上が回答
廃車・事故車買い取り専門サイト「事故車買取王 八王子店」を運営するサンタコーポレート(東京都八王子市)は2月7日、「小学生の事故への理解と注意」に関するアンケート結果を発表した。
調査対象は、小学生の子どもを持つ親/ドライバー1023人。
まず、「お子さんに対して、交通安全に関する話をすることはありますか?」と質問したところ、「よくある(28.2%)」「たまにある(48.5%)」「あまりない(15.6%)」「まったくない(7.7%)」という回答になった。
次に「お住まいの地域において、交通事故の多い場所や危険度の高い場所について把握していますか?」という質問では、7割近くの人が「はい(68.0%)」という回答だった。
続いて、「交通事故の多い場所や危険度の高い場所について、お子さんに指導・教育はできていますか?」と質問したところ、7割近くの方が「はい(68.0%)」と回答した。
そして「運転中、子どもの飛び出しの危険についてどのくらい意識していますか?」という質問では、「かなり意識している(55.8%)」「ある程度は意識している(41.8%)」「あまり意識していない(1.6%)」「まったく意識していない(0.8%)」という回答だった。
次に「運転中、子どもを相手にヒヤッとしたことや危険な目に遭わせてしまった経験はありますか?」と質問したところ、5割を超える方が「ある(52.9%)」と回答した。
続いて、「小学生の子どもたちがどういった交通事故に遭いやすいか知っていますか?」という質問では、「よく知っている(20.0%)」「多少は知っている(57.6%)」「あまり知らない(20.4%)」「まったく知らない(2.0%)」という回答になった。
最後に「小学生の子どもたちが飛び出しやすい状況の傾向について知っていますか?」と質問したところ、「よく知っている(23.6%)」「多少は知っている(56.0%)」「あまり知らない(18.8%)」「まったく知らない(1.6%)」という回答だった。
今回の調査に際し、サンタコーポレートは
「今回の調査で、小学生の子どもを持つ保護者とドライバーの方々、両方の視点から、「子どもが交通事故に遭いやすい」傾向が見えてきました。子どもは「急な飛び出し」などの予測不能な行動を起こすことや、危険な状況を判断することが難しいこと、またボール遊びといった要因が加わることで、保護者とドライバーが互いに注意していても交通事故を防ぎきれない場合があります。しかし、子どもの交通事故を減らすためには、保護者による指導・教育とドライバーの危機管理意識、つまり双方の「理解と注意」が欠かせないでしょう。安全管理の基本として「ハインリッヒの法則」というのがあります。「一対二十九対三百の法則」ともいわれるますが、「ヒヤリ」が300回あると、そのうち29回はけがをするような事故が起き、1回は生命にかかわる大事故になるというものですまずは、「ヒヤリ」とする場面を減らすことから始めてみてはいかがでしょうか」
とのコメントを寄せている。