「東京メトロ24時間券」という、意外と無名な超お役立ちアイテム! ビジネスマンから散歩好きまで用途さまざまだ

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東京メトロの24時間券は、一日に何度も移動する必要がある場合は、割安になる。特に、外回りの多いサラリーマンにとっては便利である。

アマゾンでも購入可能に

前売り「東京メトロ24時間券」(画像:東京地下鉄)
前売り「東京メトロ24時間券」(画像:東京地下鉄)

 こうした利用で人気が高いことを受けてか、24時間券の販売方法も多様化している。紙の切符だけでなく、PASMOに24時間券を書き込むこともできるようになっているのだ。

 しかし、それよりも注目すべきは2022年11月からアマゾンでも前売りで24時間券が購入できるようになったことだ。販売されているのは50枚と100枚のセット。ただ、有効期限が6か月なのが難点だ。

 従来、1日乗車券は始発から終電までを有効期限にしていた。ところが、24時間券は翌日になっても使える。

 また、利用の際には柔軟性がある。改札を入ったのが有効時間内であれば24時間を過ぎても、追加料金を支払わずに改札を出られる。つまり、名称は24時間券だが実際には1枚買えば

「2日間利用できる」

のである。これなら、毎日出向く客先が違う人などさまざまなライフスタイルの人が利用できる。むしろ、利用しないと損だ。

 近年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、鉄道会社は回数券の廃止や整理統合が相次いでいる。そのなかでも、唯一といってよいほど好調な24時間券。

 やはりポイントは24時間ということである。一日券ではなく24時間券と発想した人は天才だ。東京メトロの意外と知られていない魅力である。

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