後方確認大丈夫? ボルボ「ポールスター」の新型EVがリアウインドーを取っ払った理由

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ポールスターが先日、この秋から販売するニューモデルとして「ポールスター4」を発表。非常にユニークなデザインで大きな注目を集めることとなった。

リアウインドーを廃した理由

ポールスター4(画像:ポールスター)
ポールスター4(画像:ポールスター)

 ポールスターがリアウインドーを廃した理由はいくつかある。室内の良い意味での「閉鎖感」を高め、特にリアシートのプレミアム空間を確保することもそのひとつだ。

 リアウインドーとそこからの後方視界を無視できれば、室内で新たにできることはいろいろある。前後ともにシートバックを高めに設計すれば、後突からの安全性を向上させることができる。

 実際、ポールスター4は前後シートともにハイバックタイプである。フロントシートバックの背面にはリアシート乗員用のモニター類が装備される。これらはリアシートの乗員に対するアメニティーとしては極めて有効だろう。

 一方、クルマとしての機能性アップの面でのリアウインドーレスのメリットだが、第一には空力性能の向上にあると言われている。空力的に見れば、ウインドシールドからルーフ、リアウインドーへと流れるボディ上面ラインは、前から後ろまで緩やかに連続しているのが理想だ。

 対してリアウインドーを後方視界確保の手段として使わざるを得なかった従来のデザインでは、ボディ後半部分での妥協が必要だった。リアウインドーを無くすことができれば、こうした従来のデザインとは一線を画するリア周りの処理が可能となる。

 そしてポールスター4では、実際に極めて滑らかなボディ後半部のデザインが実現している。フロントからウインドシールド、ルーフからボディ後端に至るラインは見事かつ美しい。具体的な空力性能に関する数値的なデータはCd値で0.26と言われており、これは量産車としては見事な数字である

 後方視界の車内からの確認は、後方カメラが担う。車内側の装置は高機能モニターに代わってはいるものの形状自体は従来のルームミラーに準じている。

 ダッシュボードのマルチモニター表示としなかったのは、使い勝手上の違和感を嫌ってのことだろう。カメラとモニターの性能については現行品の性能で問題はないはずである。夜間や悪天候時でも非常にクリアな視界を提供してくれることは間違いない。

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