いすゞとUDトラックスが 新型トラクタヘッド「ギカ」「クオン」を発表 初の共同開発製品

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UDトラックスは2023年春、新型トラクタヘッド2車種を相次いで発表した。うち1車種は、いすゞ自動車グループ入りして初となる、同社との共同開発モデルとなっている。

発表会も2社共同で開催

「クオン」と「ギガ」の発表会(画像:Merkmal編集部)
「クオン」と「ギガ」の発表会(画像:Merkmal編集部)

 UDトラックス(埼玉県上尾市)は2023年春、新型トラクタヘッド2車種を相次いで発表した。うち1車種は、2021年にいすゞ自動車グループ入りして初となる、いすゞとの共同開発モデルとなっている。

 UDトラックスは長年、「日産ディーゼル」として日産の傘下で商用車を開発・生産してきたが、2007年にボルボのグループに加わり、2010年に「UDトラックス」へ社名変更した。2019年に発表されたいすゞ自動車とボルボグループの戦略的提携によって、2021年、いすゞ自動車の傘下となった。

 3月29日にUDトラックス本社で発表されたのは、新型トラクタヘッド「クオン」4×2 (フォーバイツー)。いすゞの新型トラクタヘッド「ギガ」との同時発表で、発表会自体も、いすゞとの「技術協業成果第一弾」発表会として開かれた。

「クオン」と「ギガ」は、それぞれ異なった顔付きとなっているが、ギガは、ボディーやメカニズムなどはクオンがベースとなっており、そのクオンのフロントフェースにギガのパーツを装着して仕立てたOEモデルとなっている。またクオン自体は、ボルボのトラクタヘッド「FH」とメカニズムを多く共有しており、3メーカー3車種のトラクタヘッドは、それぞれ共通の中身を持つ“きょうだい関係”の構図となっている。

 3月29日の発表会では、UDトラックスから、開発部門シニアバイスプレジデント兼最高技術責任者のダグラス・ナカノ氏が、いすゞ自動車からは、取締役専務執行役員の南真介氏(肩書は当時、以下同。南氏は2023年4月1日付で代表取締役社長COOに就任)、技術本部開発部門統括の大平隆氏(4月1日付で専務執行役員開発部門EVPに就任)がそれぞれ登壇。いすゞの新社長、そして双方の開発トップがそろった形となった。

 南氏は発表会のなかで、いすゞが小型〜中型トラックを得意とし、UDトラックスは大型トラックを中心に強みを発揮して販売している点を特長として挙げ、「それぞれのメーカーが得意とする分野をすみ分けることで、お客さまへより良い提案ができる」と強調。また、「いすゞとUDトラックスを合わせると、国内で400拠点以上のサービス網が構築され、サポート体制が充実している。部品管理の配送、購買、倉庫管理の共有化なども進めている」と、協業の成果をアピールした。

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