なぜ日本のトラックには「更生タイヤ」が普及しないのか? 低い環境負荷&米国の普及率50%、背景にあったのは国内メーカーへの信頼感だった
タイヤは消耗品であるため、企業は出費を抑えたい場合、リトレッドタイヤを使うことがある。リトレッドタイヤとは何か。そして、どのような魅力があるのか。
標準タイヤを交換する理由

中古タイヤのなかには少数だが、「新車履き替え」として安い値段で売られている中古タイヤがある。新車時に装着されている標準タイヤを取り外し、ブランドメーカーのものなどに付け替える。
標準タイヤを交換する理由はそれぞれだが、使用にあたり荷物の重さや走行距離、気候条件などを踏まえて、エコタイヤやオールシーズンタイヤ、スタッドレスタイヤに交換する。
理由のなかでも重視されるのは
・燃費
・耐久性
である。燃費が良いタイヤは走行距離が長くなれば効果も出やすい。タイヤの使用限界も高い方が結果的に良いので、ロングライフタイヤに交換する。最近のトラック、バス用エコタイヤはロングライフと低燃費を両立させて商品としてラインアップされている。
多数の車両を抱える事業者のなかには、新品タイヤをストックして保管しているところもある。そのため、納車後すぐにタイヤを交換し、元のタイヤは新車履き替えとして、安い価格の中古タイヤとして流通する。
世界的なCO2削減に動くなか、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業が増え、荷主も輸送業者もCO2排出量の削減に協力している。
また、環境対策としてリトレッドタイヤの製造では積極的に3R(スリーアール)への取り組みを行っている。3Rとは
・Reduce:廃棄物の抑制
・Reuse:再利用
・Recycle:再資源化
の三つのRの総称で、循環型社会の形成に向けた取り組みを行うことだ。