夜の羽田国際線が「ゴーストタウン」化、いったいなぜ? ストライキが起きない国の不思議な光景とは

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ヨーロッパではストライキによる欠航や大幅遅延が頻繁に起こるが、日本では違う。その結果、羽田国際線の夜は「ゴーストタウン」化している。

ストライキが頻繁に行われるワケ

フランスのパリ・オルリー空港。2023年3月にストライキによる欠航が連日発生した(画像:シカマアキ)
フランスのパリ・オルリー空港。2023年3月にストライキによる欠航が連日発生した(画像:シカマアキ)

 ヨーロッパでは、ストライキによる欠航や大幅遅延が頻繁に起こる。直近では、フランス政府が発表した年金支給年齢の引き上げ案について、パリ交通公団(RATP)をはじめ多くの諸団体などが抵抗し、次々とストライキを行った。

 そのため、RATP関連の鉄道や地下鉄、バス、飛行機などで運休や欠航が連日起こり、各利用者に大きな影響を及ぼした。

 ストライキの目的は労働者の

・賃上げ要求
・待遇改善

などが多い。ヨーロッパでは物価が軒並み上がり、若干の賃上げを行っても、とても追いついていないのが実情だ。また、新型コロナ後の人員不足も全世界で見られる傾向だ。

 ちなみに、日本ではストライキが予告されても決行されることは皆無に近い。

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