夜の羽田国際線が「ゴーストタウン」化、いったいなぜ? ストライキが起きない国の不思議な光景とは

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ヨーロッパではストライキによる欠航や大幅遅延が頻繁に起こるが、日本では違う。その結果、羽田国際線の夜は「ゴーストタウン」化している。

現地の人々はストライキ慣れ

ドイツのベルリン・ブランデンブルク空港。ストライキの影響で全出発便が欠航したことも(画像:シカマアキ)
ドイツのベルリン・ブランデンブルク空港。ストライキの影響で全出発便が欠航したことも(画像:シカマアキ)

 3月のフランスでのストライキは、RATPが各交通機関にストライキ実施を通達したことが発端となった。エールフランス航空のパリ発着便にも欠航便が出た。別の日には、管制官によるストライキで出発便が大幅遅延したり、ターミナルの入り口をデモ隊が封鎖して空港利用客に影響が出たりしたこともあった。

 同時期にドイツでは、空港の保安検査スタッフによるストライキがあった。このとき、出発便が全便欠航した。保安検査スタッフの人員不足の問題は、今や日本を含めて世界共通の問題になっている。

 一方、エールフランス航空の従業員が会社に対してストライキを実施することもある。このパターンでの発着便の欠航はかなり多く、欠航便が多いと影響を受ける搭乗客の数もけた違いに増える。

 翌日便に搭乗できればまだよいほうで、数日後の便になる場合や空港変更などもあり得るし、代替ルートとしての鉄道など、陸路も大混雑に見舞われる。こういった事態は、ドイツやスペイン、イギリスといった国々でもよく生じる。

 ヨーロッパではストライキのたびに、空港のカウンターが長蛇の列となる。しかし、対応するスタッフに怒鳴ったり、苦情を延々と述べたりする人はほぼいない。ストライキの実施は前もって予告され、搭乗予定の便の振替やキャンセルもできるし、スタッフや搭乗客もある程度慣れている。

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