運転下手は近づくな! タモリ倶楽部も注目、とにかく狭い「酷道」をご存じか
「酷道」とは整備が行き届いていないため、とにかく狭くて走りにくい道路である。その魅力を紹介する。
「酷道」とは何か
今日は「道路好き」のなかでもニッチなジャンルとして扱われている酷道(こくどう)について話をしよう。
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酷道とは、酷(むご)い道とあるとおり、整備が行き届いていないため、とにかく狭くて走りにくい道路である。そしてもうひとつ、ここが重要な点であるが、
「一般国道」
でなければならない。
つまり酷道は、国から見て交通量が少なくあまりにも重要度が低いため、予算が回されずに整備が追いついていない一般国道につけられた愛称なのだ。
一般国道には、現在1号から507号まであるが、このうち48路線が欠番している。また、一般国道は道路管理の区分として、国が行う直轄国道(指定区間)と都府県ならびに政令市が行う補助国道(指定区間外)にわけられる。
直轄国道は「一般国道の指定区間を指定する政令」により定められている一般国道だ。ややもすると、1号線から58号線といった重要な幹線だけが直轄国道だと思われがちであるが、実はそうではなく400番台や500番台の一般国道も指定されている。
一般国道のルールはさておき、やはり酷道には数字が大きい一般国道が多い。また、県庁所在地など地域の中心都市に向かっていない補助国道や一部区間が酷道になりやすいといえよう。