軽より小型でグッドな小回り! それでも「超小型モビリティ」が普及しない決定的理由

キーワード :
,
「次世代の乗り物」として注目を集める超小型モビリティだが、なぜ普及していないのか。

普及が難しい理由

「e-Apple」(画像:アップルオートネットワーク)
「e-Apple」(画像:アップルオートネットワーク)

 まず普及の前に立ちはだかるのは、コスト面だろう。「C+Pod」に関してはリース専用となっているため、一般家庭用としての流通はない。金額面から見てみると、補助金が出るとはいえ本体価格も

「約80万~98万円」

と決して安価とは言い難い。これでは購入に二の足を踏むのも仕方ない。また、近距離移動に特化している分、利用目的が狭まるというのもデメリットのひとつと言える。

 また他の理由を挙げるとすれば、免許が普及の妨げになっている。現在、超小型モビリティは「公道走行の認可」が下りており、いわば自動車の代替として活用することもできる。もちろん速度やサイズ、性能などに関しては自動車よりも劣るが、逆に言えば

「速度を出せないので重大事故は発生しにくい」
「コンパクトサイズで小回りが利くので運転がしやすい」

といった恩恵を受けられるのだ。

 特に高齢ドライバーにとっては非常に理想的なモビリティと言っても過言ではないが、ここでネックになるのは

「普通免許の取得が必須」

という点だ。実際、ひとり乗りのコムスも、超小型モビリティの区分で言えば「ミニカー」の部類に当たる。道路交通法上は自動車扱いとなるため、運転するためには結局、普通免許が必須になるのだ。

 それによって無免許の高齢者はもちろん、

「免許を返納した人たち」

も利用できない。さらに「結局免許が必要なら、車を使った方が利便性が高い」と考える人も少ならからずいることから、

「注目はされても普及はしない」

という状況が続いているのだろう。

 とはいえ、超小型モビリティにはメリットもある。例えばコムスの場合、省スペースで車検や車庫証明が不要、税金に関しても重量税・取得税がかからない。しかしそういったメリットよりも、モビリティに求める「機能性・利便性」に伴うデメリットの方が影響を与えていると言える。

全てのコメントを見る