日本と大違い! イギリスで高齢ドライバー「免許返納しろ」の大合唱が起こらないワケ

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高齢化が進むなかで、高齢者の運転能力の衰えへの対応や、免許返納などの対策が重要になってきているが、これらは非常にデリケートなテーマでもある。海外ではどのように受け止められているのだろうか。

驚くべきイギリスの高齢者の運転免許保有率

イギリスの街並み(画像:写真AC)
イギリスの街並み(画像:写真AC)

 海外で高齢の運転者といえば、前イギリス女王夫妻(ともに故人)が思い出される。エリザベス女王は92歳、フィリップ殿下は97歳まで運転していたことに驚く人は少なくないだろう。

 イギリスには90 歳以上の運転免許保有者が13万4000人以上いるのだという。持っている人数であって実際に運転していることを示すわけではないが、85歳以上では、2025 年までに100 万人を超えると予測されている(2022年10月24日付、『Express』)。イギリスの約2倍の人口を持つ日本において、2021年の時点で85歳以上の運転免許保有者が71万人であることと比べれば、その多さが分かる。

 超高齢のドライバーの人数だけでなく、興味深い数字がもうひとつある。イギリスでは2020年の時点で、70歳以上の運転免許保有者は560万人(この10年で2倍に増えた)なのだが、これはこの年代の 62% が免許証を持ち続けているという計算になる。日本では、2021年の70歳以上の運転免許保有者は1285万人で、この年代の45%に過ぎない。

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