採算とれぬ「離島路線」 赤字は税金補てん常態化も、近年見られる新たな“希望”とは

キーワード :
, ,
観光需要が見込めるピーク期を除き、離島路線の採算は苦しい。しかし近年、航空会社や空港の運営など、民間による新たな動きも出てきつつある。

国による離島路線維持の対策予算も

沖縄の離島路線が多く発着する那覇空港(画像:シカマアキ)
沖縄の離島路線が多く発着する那覇空港(画像:シカマアキ)

 離島路線の運賃は決して安くない。例えば、石垣-与那国線だとRACの運航しかなく、たった35分のフライトで普通運賃が1万3300円。家族分だと一気に数万円の出費となる。

 JALでは「離島割引」、ANAには「アイきっぷ」がある。例えば、JALの離島割引だと石垣-与那国線で5200円。しかも、先得割引や特便割引などと違って予約変更もできる。

 利用には「沖縄県離島住民割引運賃カード」や「鹿児島離島航空割引カード」などが必要だ。離島以外にも、兵庫県の但馬空港や島根県の萩・石見空港、石川県の能登空港なども、地元住民向けに運賃助成を行っている。

 これらの費用を含め、離島路線や離島空港などは、国土交通省航空局関係予算決定概要の「離島航空路維持対策」や国土交通省総合政策局予算の「地域公共交通確保維持改善事業」として計上されている。

・運航費補助
・機体購入費補助
・着陸料の軽減
・航空機燃料税の軽減
・固定資産税の軽減

などもある。

全てのコメントを見る