再配達84.6%削減! 置き配バッグ活用実証実験、長野県諏訪市で

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置き配バッグ「OKIPPA」を販売しているイーパーは、長野県諏訪市でOKIPPAを活用した約4カ月間の実証実験を行い、再配達率が84.6%削減されたと発表した。

二酸化炭素排出量も約1.8t削減

置き配バッグ「OKIPPA」(画像:Yper)
置き配バッグ「OKIPPA」(画像:Yper)

 置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を開発し、販売しているイーパー(Yper、東京都品川区)は2月6日、長野県諏訪市でOKIPPAを活用した約4カ月間の実証実験を行い、再配達率が84.6%削減され、二酸化炭素排出量も約1.8t削減できたと発表した。

 OKIPPAは、つり下げ式の簡易宅配ボックスで、玄関ドアノブに簡単に取り付けができ、設置工事は不要。使用時以外は手のひらサイズに折り畳める。盗難や個人情報漏えい対策として、2種の鍵構造を採用し、万が一の盗難にも無償、有償の2つの盗難サポートを提供している。

 実証実験は2022年8月13日~12月30日、諏訪市在住者のうち、モニターに申し込んだ478人を対象に実施。全員にOKIPPAを配布し、玄関に置いて実際に活用してもらった。実証実験前の事前アンケートでは、モニターは30~50代が多く、95.6%がネット通販を利用。直近1年で、91.9%のモニターが、3分の1以上の荷物で再配達を経験していたという。

 実証実験期間終了後、モニター期間中の活用状況をまとめたところ、置き配バッグを活用して受け取った荷物は延べ3865個で、期間中の再配達率は84.6%削減。また、モニターのうち72.2%が脱炭素社会実現への関心が高まるという結果も出たという。

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