知られざるウミガメ形の「超巨大移動都市」 収容人数6万人、しかも住人募集中だ!
ウミガメ形の超巨大移動型水上都市「Pangeos」の計画が進んでいる。その圧倒的なスケール感を紹介する。
6万人を収容する、超巨大水上都市「Pangeos」

ウミガメに乗って、7つの海を旅する――。浦島太郎でなくても、そんな体験ができる未来が近づいている。
もちろん本物のカメではない。ウミガメ形の超巨大水上都市「Pangeos(パンゲオス)」だ。5ノット(9.26km/h)で航行するPangeos内には、ホテルや居住スペースがあり、観光として訪れることも、そこに住むことも可能だ。特に旅程はなく、ただただ世界中の海を巡行するのだという。
最大収容人数は6万人。現時点で世界最大の客船の収容人数は9950人だというから、その巨大さがケタ違いであることがうかがえる。
大きさは全長550m、最大幅610m、水面からの高さは67m。ウミガメの甲羅を模した部分は屋根がないスタジアムのような構造となっており、中央にメイン広場がある。設計図からざっくりと察するに、ウミガメの頭と四肢が、東京国立競技場より一回り大きい構造物にくっついたようなスケール感だと思われる。あまりにも大きい船艇ということで、メガでもなくギガでもなく、「テラヨット」とも呼ばれているようだ。