東芝、世界最小サイズ・最高画質で200m測定のLiDAR開発 屋外のインフラ監視にも適用可

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東芝が、世界最小サイズ、最高画質で最長測定距離200mの性能を有するソリッドステートLiDARを開発。厳しい環境でも性能を維持できることから、屋外でのインフラ常時監視にも適用可能という。

サイズは約350cc、解像度は1200×80画素

試作したLiDARモジュール(画像:東芝)。
試作したLiDARモジュール(画像:東芝)。

 東芝は2021年6月11日(金)、ソリッドステートLiDAR向けに、最長測定距離200mで、世界最小のサイズと世界最高の解像度を実現する受光技術と実装技術を開発したと発表した。

 サイズは約350cc、解像度は1200×80画素を実現。さらにデバイス温度補正技術を組み合わせることで、振動や風圧、気温変化などが厳しい環境でも性能を維持できることを確認したという。豪雨による斜面崩壊や道路への土砂流入、道路の陥没、積雪の迅速な検知など、屋外でのインフラの常時監視にも適用できるとしている。

 LiDARは、レーザ光を出して、物体に反射させて戻ってくるまでの時間をもとに距離を計測する技術。周囲の構造物を立体的かつ瞬時に観測できる特長を生かし、近年はクルマの自動運転にも活用されている。レーザ光を用いるため、暗闇や霧、雪といった視界不良にも強く、長距離の監視も可能というメリットもある。

 東芝は開発にあたり、受光デバイスSiPMで、コア部分を微細化したトランジスタ回路に変更するとともに、トランジスタと受光セルの間に設けていたバッファ層を新開発の絶縁トレンチに置き換えることで小型化に成功したという。同社は今後も、測距や解像度、サイズなどの