トヨタ傘下のウーヴン・アルファ、いすゞ・日野と自動地図生成基盤を活用へ

ウーヴン・アルファ、いすゞ、日野の3社は、自動地図生成プラットフォーム（AMP）の活用に向けた検討を進めていくことで合意した。

小型トラックを中心とした領域での活用を検討

　ウーヴン・アルファといすゞ、日野は2021年6月8日（火）、ウーブン・アルファの開発する自動地図生成プラットフォーム（AMP：Automated Mapping Platform）の活用に向けた検討を進めていくことで合意したと発表した。

　ウーヴン・アルファは、トヨタの子会社であるウーヴン・プラネット・ホールディングスの事業会社だ。トヨタが静岡県裾野市で建設を進める次世代技術実験都市「ウーヴン・シティ」やAMPなど、新領域での事業拡大の探索や革新的なプロジェクトの立ち上げ・推進を担う。

　AMPは、様々な車両や衛星画像などのデータを活用して高精度の地図を生成し、ユーザーに提供するクラウドソース型のオープンプラットフォームだ。AMPの地図は、高速道路に加え、一般道の道路形状や車線、標識、信号などの位置情報も含む。

　ウーヴン・アルファは、AMPでこれらの情報をほぼリアルタイムでアップデートし続けることで、自動運転や先進運転支援技術を搭載したモビリティの実現を支えるとともに、日本だけでなくグローバル規模での展開も目指すとしている。今後3社は、小型トラックを中心とした領域へのAMPの活用検討を進める方針だ。