送迎バス「置き去り」防止へ、AI使った安全装置開発 Intelligence Design

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Intelligence Designは、保育園などの送迎バスの置き去り防止用安全装置として、画像解析AIを活用した新製品「IDEA bus security」を開発したと発表した。

スマホで映像確認も

「IDEA bus security」による園児の検知イメージ(画像:Intelligence Design)
「IDEA bus security」による園児の検知イメージ(画像:Intelligence Design)

 AI(人工知能)画像解析サービスを展開しているIntelligence Design(東京都渋谷区)は1月10日、保育園などの送迎バスの置き去り防止用安全装置として、画像解析AIを活用した新製品「IDEA bus security」を開発したと発表した。

 同社は、カメラ映像からマーケティングや防犯に活用できるAI画像解析サービスを展開しており、2022年9月に静岡県牧之原市で発生した「3歳児置き去り死亡事故」を受け、開発をスタート。国土交通省が公開した「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」に基づいて設計し、実際の送迎バスを利用した3カ月間の実証実験を実施し、厳正なテストを経て製品化した。

「IDEA bus security」は、車載カメラ映像から園児の置き去りを画像解析AIにより検知し、アラートが自動メール送信される安全装置。パソコンやスマホでバス内の映像を確認でき、置き去りが判明した場合、素早い救助が可能になるという。

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