JR東海の名作CM「クリスマス・エクスプレス」が忘れられない! 駅を巡る淡き恋の物語、あの“牧瀬スマイル”をもう一度

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クリスマスイブが、「恋人たちの聖夜」として脚光を浴びるようになったのは1980年代だ。とりわけ1988年ブは盛り上がりを見せた。

2000年に復活

会社発足30周年を記念したTOICA(画像:JR東海)
会社発足30周年を記念したTOICA(画像:JR東海)

 しかし、シリーズは終わらなかった。JR東海は2000(平成12)年、「クリスマス・エクスプレス」のCMを8年ぶりに復活させたのである。その背景には、社内からの要望があった。

 社内においても、当時の感性へ全面に訴えるCMへの希求があったのだ。星野真里を起用したCMでは、深津絵里と牧瀬里穂も登場する、いわば

「シリーズの総決算」

ともいえる内容になった。

 以来、新作は制作されていないものの、今でも「クリスマス・エクスプレス」は前身の「シンデレラ・エクスプレス」と並ぶ、日本CM史上の傑作として記録されている。前述の『広告批評』は2009年で休刊したが、初代編集長の天野祐吉は、歴代CMの傑作のひとつとして、「クリスマス・エクスプレス」の1989年版をあげている。

 そんなインパクトもあってか、名古屋市のリニア・鉄道館は2011年にクリスマス限定の大型スクリーンを使ったCM上映を開催している。さらに、2016年の会社発足30周年を記念したTOICA(JR東海・愛知環状鉄道が発売するICカード)は図案のひとつに「クリスマス・エクスプレス」を採用した。そして、2022年1月から放送された新作CMで深津絵里を起用した際には「クリスマス・エクスプレス」以来33年ぶりと話題になった。

 既に最後のCMから22年を経過しながらも忘れられないあたり、いかに名作だったかがうかがえる。不況のこの時代、改めてあのような夢のあるCMに魅了されたいものだ。

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