SuicaやPASMOの「二の舞」に? 最近「交通系アプリ」が地域ばらばらに乱立しているワケ

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さまざまな交通機関を束ねる便利なMaaSアプリが、全国各地で乱立している。地域ごとにばらばらなツールが登場している理由は何か。今後の展望と併せて解説する。

アプリ開発そのものが目的化した背景

MaaSアプリのイメージ(画像:写真AC)
MaaSアプリのイメージ(画像:写真AC)

「交通系ICカードのように、MaaSアプリが乱立しないようにしたい」。懇談会の国交省担当者が念頭に置いていたことだった。

 鉄道事業者間での相互利用が可能なSuicaやICOCAといった計10種類の10カード、愛媛県松山市や香川県高松市、鹿児島県鹿児島市が独自に普及させた地域カードなど、日本全国にはすでに交通系ICカードが広まっている。

 地域ごとにばらばらで10カードと地域カードの互換性はなく、少しは改善されたとはいえ地域外から来た出張者や観光客にとって使いづらい状況がいまだに続いている。

 MaaSアプリも、交通系ICカードのように地域ごとにばらばらになったり、互換性のないものになったりしないようにしたい、との思いが国交省担当者にはあった。

 しかし、そんな思いとは裏腹に、MaaSアプリのを開発したり、それを使って何かをしたりすることが目的となった企画が続いてしまっていた。

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