「信号なしの横断歩道 = 歩行者優先」 このルールを守らない県、知ってる? ワースト1はなんと20%台だった
信号機のない横断歩道では、自動車ではなく歩行者が優先。では、そのルールを実際に守れているドライバーはどのくらいいるのだろうか。
運転時には周囲の観察と想像を

あらためて、横断歩道での一時停止は、周囲の環境がどういった状況であるかを把握して運転することが重要だ。
例えば、横断歩道付近に歩行者が立っていることにいかに早い段階で気づくとか、その辺りの地理に明るければ、走行中の沿道に小学校があるならその反対側から児童が道路を渡ってくるかもしれないと想像するとか、そういった観察力・想像力を働かせる必要がある。
また、停止が生じうる場所に差し掛かるとき後続車との車間が近ければ、ポンピングブレーキで後続車に停止の意思を示すなど、追突事故の抑止に努める工夫もひとつだ。
自動車の運転は「認知」「判断」「行動」の繰り返しである。従って早めの認知は、判断するための時間を確保し、自信をもって迷いなく行動することを可能にする。
今回の調査結果である全国平均39.8%は、過去の上昇率から見れば、良い傾向と捉えて良い。一気に100%とはいかずとも、少しずつ意識を変えていくことで、まずは全国平均50%を目指したいものだ。