「信号なしの横断歩道 = 歩行者優先」 このルールを守らない県、知ってる? ワースト1はなんと20%台だった
信号機のない横断歩道では、自動車ではなく歩行者が優先。では、そのルールを実際に守れているドライバーはどのくらいいるのだろうか。
JAFの全国調査で明らかに
あなたが歩行者として信号機のない横断歩道を渡ろうとしているとき、一時停車してくれる自動車はどのくらいいるだろうか?
また逆に、あなたがクルマを運転していて信号機のない横断歩道に差し掛かったとき、そこを渡ろうとしている歩行者がいたら一時停止をして道を譲っているだろうか?
誰もが日常で経験しうるこうした場面の実情について、JAFが興味深い調査結果を公表している。
信号機のない1車線で調査
調査を行ったのは2022年8月10日(水)から31日(水)の平日10~16時。各都道府県2か所ずつ計94か所の信号機が設置されていない横断歩道が対象となった。
詳細な場所は非公開となっているが、道路の条件として「センターラインあり、片側1車線、幅員片側2.75-3.50m」、「交差点から前後5m以上離れた、一本道の途中の横断歩道」、「制限速度40~60km/h程度、交通量が1分当たり3-8台」ということが公開されている。
横断歩道を渡る役はJAF職員が務め、横断歩道の立ち位置や横断しようとするタイミングを統一。歩行者がいる側の車線を走行する自家用車、自家用トラック(白ナンバー)の車両を対象に、1か所につき50回の横断をカウント。
小雨を含む雨天時以外に実施し、全国で計7540台分の結果を得た。