「信号なしの横断歩道 = 歩行者優先」 このルールを守らない県、知ってる? ワースト1はなんと20%台だった

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信号機のない横断歩道では、自動車ではなく歩行者が優先。では、そのルールを実際に守れているドライバーはどのくらいいるのだろうか。

1位とワースト、それぞれどの県?

横断歩道のイメージ(画像:写真AC)
横断歩道のイメージ(画像:写真AC)

 さて、今回のJAF調査では都道府県ごとの「信号機のない横断歩道における車の一時停止率」が公表されている。

 どの県の割合が高いのか、逆に停止率の低い県はどこか、気になるところだろう。

 まず全国の平均は39.8%。そして交通量の多い大都市圏・東京は27.3%、大阪は26.4%だった。

 全国のワースト1位は沖縄県で20.9%。次いで、和歌山県22.5%、京都府23.5%となっている。

 ただし、この結果をもって各府県の“県民性”と結び付けて考えるのはやや早合点かもしれない。というのも調査はちょうど夏休みの時期に行われており、他県から訪れていたドライバーを含む可能性もあるからだ。

 慣れていない道を走行していたり、横断歩道や標識が見えづらかったりといった状況があった可能性を、多少は考慮に入れておきたいところだ。

 次に、一時停止率が高かった県を紹介する。

 1位は長野県(82.9%)、2位は兵庫県(64.7%)、3位は山梨県(64.4%)。60%を越えたのはこの3県のみで、中でも長野の80%台は他県を圧倒している。

 50%を超えた県は計18県で、全国平均を大きく引き上げる結果となった。20%台から80%台まで、値にかなりの差があることが興味深い。

 ただし、6年前の2016年調査では全国平均が7.6%だったことを考えれば、全体の底上げが進んでいることは明らかだ。6年連続でその値が上昇していることからも、今後さらに改善されていくことを期待したい。

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