「信号なしの横断歩道 = 歩行者優先」 このルールを守らない県、知ってる? ワースト1はなんと20%台だった

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信号機のない横断歩道では、自動車ではなく歩行者が優先。では、そのルールを実際に守れているドライバーはどのくらいいるのだろうか。

一時停止、全国平均は4割弱

横断歩道のイメージ(画像:写真AC)
横断歩道のイメージ(画像:写真AC)

 それによると、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は3003台(39.8%)。

 2016年以降の調査で最も高い割合となり、前年比9.2ポイント増となった一方で、依然として6割ものドライバーが一時停止を行わないことが明らかになった。

 ご存じの通り、歩行者がいる横断歩道では自動車側に一時停止の義務が発生する。また、ドライバーへ横断歩道の存在を知らせるとともに注意を促すため、道路標識やひし形の道路標示などがある。

 従ってその表示を見た際には、周囲の車道に加えて、歩道の状況もより注意しなければならないというのが日本の交通ルールだ。

 2022年10月18日(火)、ザ・ドリフターズの仲本工事さんが、横断歩道のない道路を横断しようとして事故に遭い、死亡する事故が発生した。

 歩行者が必ず横断歩道を横断するようになれば、ドライバーにとっても、常に飛び出しに怯えるといった心的負担も多少は抑えられるだろう。しかし実際にはそうもいかず、ドライバーが運転する際のストレスは常に多い。

 運転における危険予測は、見えている危険ではなく見えていない危険をどれだけ想像できるかが本命と言える。

 年末は迫り、冬休み、クリスマス、年末年始など、歩行者が増える時期になる。夜間ともなれば酒が入った状態の人も少なからずいるだろう。運転をする際には、いつも以上に注意した方がいいだろう。

 そして同時に、前述のような事故を反面教師として、歩行者は横断歩道のある場所を渡ることを徹底したい。そのためにも、ドライバーはたとえ信号機がなくても歩行者がいる場合には必ず一時停止するべきだろう。

 横断歩道であれば歩行者が優先されるというルールが徹底されることが、悲惨な事故を減らすことにつながっていく。

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