せっかく登場した「新しい乗り物」の数々が、ことごとく日本人に受け入れられていないワケ

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高齢化に伴う免許返納後などの対応策として期待される「グリーンスローモビリティ」。こうした新たなモビリティが日本で定着するために必要なこととは何か。

安価な初期費用と認知度向上が今後のカギに

自動運転システムの試乗会の様子(画像:渡辺たかとし)
自動運転システムの試乗会の様子(画像:渡辺たかとし)

 今回試乗したグリーンスローモビリティは、センサーが前方だけのため、バック走行は手動となる。ただし、後方にセンサーを取り付ければバック走行も自動化が可能ということで、予算に合わせたカスタマイズが可能であるのも、アピールポイントとなっている。

 筆者は、羽田イノベーションシティでも、同様の自動運転車両(NAVYA ARMA)の取材をしたこともあるのだが、そちらは小型バスのような車体で、車内は電車のようだった。

 車体自体も、前後輪ともに操舵機構があるなど凝った造りをしている。またセンサーも各所に取り付けられ、高額になる理由もよく分かる。

 こういった車両は導入コストが高く、導入を見送るとなれば、本末転倒だ。そういった意味では、比較的安価に導入可能なモデルが存在するのは必要なことだ。

 このようなモビリティが普及するかどうかは、われわれの認知度次第とも言え、今後の動向に注目したい。

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