旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」 4年ぶりの東京開催も海外出展少なめ、現場から漏れる「開催1~2か月先だったら」の声
9月22日から25日まで開催された日本最大の旅行イベント「ツーリズムEXPOジャパン2022」。以前と比べて、どう違っていた?
4日間で12万人が来場

世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2022」が2022年9月22日から25日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。同イベントの開催は8回目、東京では新型コロナウイルス禍を挟んで4年ぶりとなった。世界78か国・地域、1018もの企業・団体が出展し、4日間で合計およそ12万人が来場した。
会場では、海外と国内でホールごとにわかれ、海外では観光局や大使館、航空会社など、国内では地方自治体や観光協会、宿泊施設などのブースが並んだ。
今回、航空会社でブースを出展したのは、ANAとJALをはじめ、
・ターキッシュエアラインズ(トルコ)
・カタール航空(カタール)
・フィンエアー(フィンランド)
・チェジュ航空(韓国)
・ジェットスター・ジャパン(日本)
など。海外で現在も入国規制が残る国・地域もあり、コロナ前の開催時より少ない印象を受けた。
例えば、ANAのブースは今回、人気アニメ『鬼滅の刃』とのコラボレーションをまずアピールし、モデルプレーンとキャラクターのパネルを設置。ほかに、移動でマイルがたまるスマートフォン向けアプリ「ANA Pocket」、国内線オンラインチェックインの案内など、パネル展示が中心。
以前はハワイ線A380「FLYING HONU」をシート展示とともに大々的にPRしたり、ANAが加盟する航空連合「スターアライアンス」の共同ブースでスタンプラリーを実施したりしていたのと比べて、やや
「スケールダウン」
という感が否めなかった。