街の路面状況「パックマンで楽しく」把握 アイシンの道路維持管理サービスがコラボ

キーワード :
, ,
アイシングループの道路維持管理支援サービスと、バンダイナムコエンターテインメントの「パックマン」がコラボ。今後、路面状況を楽しく把握できるような施策を検討するという。

パックマンが街の道路を走る?

画面表示イメージ。あくまでイメージであり実際の画面とは異なる(画像:アイシン精機)。
画面表示イメージ。あくまでイメージであり実際の画面とは異なる(画像:アイシン精機)。

 アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュが運営する道路維持管理支援サービスが、バンダイナムコエンターテインメントの「パックマン」とコラボレーションすることになった。

 道路維持管理支援サービスは、走行車両が収集したデータから道路の異常を検知し、その情報の提供、補修に向けた計画支援、対策実施といった道路の維持管理をトータルでサポートしている。ごみ収集車や乗り合い送迎サービス車などにカメラやセンサーを搭載し、画像やデータで路面状況を把握。位置情報と組み合わせて自治体内の道路全てにおいて管理対象か否かを識別するという。また、すでに走行したかどうかの色分けも可能だ。

 2019年10月に愛知県岡崎市で実証実験を開始し、現在、愛知県豊明市、鹿児島県志布志市でも実証実験を拡大している。

 アイシンの2社によると、今回のコラボは、道路を網羅的に管理するサービスと、パックマンが道筋に従ってクッキー(エサ)を食べ進める様子に親和性を見出し、バンダイナムコの協力を得て実現したとのこと。今後、道路維持管理サービスの画面上にパックマンを登場させるなど、路面状況を楽しく把握できる仕掛けを検討しており、パックマンとともに道路維持管理サービスと意義を広く浸透させていきたいとしている。

 なお、アイシン精機株式会社とアイシン・エィ・ダブリュ株式会社は、2021年4月1日に経営統合し、株式会社アイシンになる予定。

全てのコメントを見る