5Gでリモート除雪&駐車場利用解析 NEXCO東日本とドコモが高速PAで実験 省力化狙う

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NEXCO東日本北海道支社とNTTドコモ北海道支社が、第5世代移動通信方式(5G)を活用した高速道路事業の高度化に関する実証実験を始めた。道央道の輪厚PAで、除雪車両の遠隔操作や駐車場利用のリアルタイム把握を試みる。

道央道の輪厚PAで実証実験

輪厚PA上り(画像:NEXCO東日本)。
輪厚PA上り(画像:NEXCO東日本)。

 NEXCO東日本北海道支社とNTTドコモ北海道支社は2021年2月8日(月)、第5世代移動通信方式(5G)を活用した高速道路事業の高度化に関する実証実験を始めた。

 この取り組みは、道央道の輪厚PA(北海道北広島市)を5Gエリア化し、下りPAでは除雪車両の遠隔操作、上りPAではAI技術を併用した駐車場利用車両のリアルタイム把握を行う。

 除雪は、除雪車両と車両周辺にフルHDカメラなどを設置し、画像を5Gで伝送。操作者は状況を把握しながら車両を遠隔操縦する。周辺に人や物があっても安全・正確に操作できるかを検証する。有効性が確認できれば、2021年度以降、専用車両の開発検討や、1人のオペレータが複数拠点の除雪を遠隔で行う――といったことを検討する。

 駐車場のリアルタイム把握は、駐車場全域をフルHDカメラ4台でくまなく撮影し、画像処理サーバに伝送。AIが画像から車両の軌跡や駐車台数などを解析できるか検証する。大型貨物車とバスなどの車種判別や、スマーとICの出入り把握なども可能という。これにより、人手で行っていた駐車場利用車両数などの調査の自動化を目指す。

 NEXCO東日本は、実証実験フィールドの提供と除雪車システム構築、画像解析システムの設計・運用を担う。NTTドコモは、5Gエリアの構築と、画像データ伝送・画像解析システムの構築を担当する。実証実験は3月末まで。