日本より「飲酒運転」事故が多いのに 法律はなぜか緩いイギリス、その「抑止策」も独特だった!

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「飲んだら乗るな」が当たり前になった現代でも、日常的に目にする飲酒運転による事故のニュース。一方、パブ文化が盛んなイギリスでは、日本より緩い基準による法令で運用がなされている。抑止のための意外な方法とはどのようなものなのか。

道交法「飲酒運転禁止」基準は

飲酒運転のイメージ(画像:pixabay)
飲酒運転のイメージ(画像:pixabay)

 いまでこそ「飲酒運転は絶対してはならないもの」という共通認識が定着した日本だが、ほんの20年ほど前にはもっとゆるい感覚があった。

 2002(平成14)年以降の飲酒運転厳罰化、2009年の行政処分強化などで社会の風潮も変わり、2000年に1276件あった原付以上運転者の飲酒死亡事故件数が、2021年には152件と大幅に減少している。

 飲酒運転が検知された場合、一番軽微な「酒気帯び運転・呼気1リットル中アルコール濃度0.15mg以上、0.25mg未満」で、3年以下の懲役または50万円以下の罰金といった刑罰、免許停止期間90日および基礎点数13点の行政処分が適応される。

 この呼気1リットル中アルコール濃度0.15mg以上とは、具体的にどれくらいのアルコール摂取量によるのか。

 個人差はあるものの、ビールは中びん1本、日本酒は1合、焼酎は0.6合程度と言われている。体重約60kgの成人男性の場合、この量のアルコールを代謝するまで約3~4時間かかると考えられる(公益社団法人アルコール健康医学協会ホームページ)。

「飲んだら乗るな」が刷り込まれたせいか、これは意外にゆるいようにも思えるがどうだろうか。

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