日立、伊トレニタリア社と高速鉄道車両メンテ用統合ロジスティクスサポート契約を締結
日立レールが、イタリアの鉄道運営会社トレニタリア社と高速鉄道車両メンテナンス用統合ロジスティクスサポート契約を締結した。金額は約197億円、期間は6年間。
フレッチャロッサ500の59編成が対象
日立製作所は2021年3月11日(木)、グループ会社で鉄道システム事業を手掛けるイタリアの日立レールが、同国の鉄道運営会社トレニタリア(Trenitalia)社と高速鉄道車両のメンテナンス用統合ロジスティクスサポート契約を締結したと発表した。
車両はFrecciarossa(フレッチャロッサ;赤い矢)500(ETR500)の59編成で、金額は1億5280万ユーロ(約197億円)。契約は6年間だが、さらに2年間の延長オプションも付帯している。この契約により、48時間以内の部品供給と、部品在庫レベルの最適化を図り、車両保守と部品管理の品質を高めるという。
日立レールは、ETR500の保守契約をはじめ、ETR1000やETR700のフルサポートサービス契約を締結している。同社は「トレニタリア社が今回の契約を通じ、私たちとの継続的かつ積極的な協力関係の証として、再び私たちに信頼を寄せてくださったことを大変嬉しく思います」とコメントしている。