「あおり運転」被害いまなお5割超 クルマに接近・幅寄せ・ハイビーム、2230人実態アンケート
チューリッヒは、毎年行っている「あおり運転実態調査」の2022年版を公表。あおり運転の被害を経験したことのあるドライバーは51.3%に上った。
被害経験 割合は減少傾向
チューリッヒは、毎年行っている「あおり運転実態調査」の2022年版を公表した。
全国のドライバー2230人が対象で、今回が5年目となる。
それによると、あおり運転をされた経験があると回答したドライバーは51.3%。2018年の調査開始時(70.4%)以降、減少傾向ではあるものの、依然として半数を占める結果となった。
あおり運転被害の実態としては、「自動車に激しく接近し、もっと速く走るように挑発してきた」が75.0%と最も多かった。また、ドライブレコーダーの利用状況については、利用者が54.7%で非利用者を上回った。
ドラレコ使用で被害は減少?
なお、ドライブレコーダーの普及であおり運転が減少すると思うか聞いたところ、69.6%が「減少すると思う」と回答し、ドライブレコーダー普及への期待の高さがうかがえた。
そのほか、近年の報道を受けて、あおり運転を受けないよう、以前よりも意識して運転しているドライバーは77.0%。また、あおり運転の被害を受けた際は「道を譲った」「何もしなかった」など、やり過ごす対応をとったドライバーが目立った。
調査は2022年6月11~13日、1週間に1回以上運転している全国のドライバー2230人を対象に実施された。