太陽光発電だけで「年間7000km」も走行? 日産車のソーラーパネルEV、実現性を担当者に直取材してみた

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カーボンニュートラルに向けて話題となる電力発電のひとつが「太陽光発電」。住居での普及は進みつつあるが、クルマに関してはどうなのか。最新の開発最前線を取材した。

EVの課題「航続距離」延長にも効果

「EV実証車両に搭載した世界最高水準の高効率太陽電池パネル」(画像:Merkmal編集部)
「EV実証車両に搭載した世界最高水準の高効率太陽電池パネル」(画像:Merkmal編集部)

「この車両を用いての1年間の実績で7100km、晴天時1日でおよそ20km程度の走行距離を、太陽光からの充電のみで補うことができている」

「停車中はもちろんのこと、走行しながらも充電できるのがこの車両のメリット。現時点では、走行分のエネルギーを完全に補いながら発電できるまでには至っていないが、EVで課題となっている航続距離の問題に対して、電池の減りを緩やかにするなどの効果が考えられる」

 また現時点での課題として、担当者はコストに言及した。

「この車両に装着される高効率の太陽光電池パネルは、まだ一般的に普及できるレベルではなく、効率向上とコストに関しては現状はっきりとしたトレードオフの関係となっているのが実情。そこを解決していくのが今後の技術課題と認識している」

「家庭の屋根など定置での普及が進んでいるシリコン系の太陽光パネルは、ローコスト化が進んでいる。しかし自動車への搭載を考える場合、車両の形状的に装着される範囲が限定されてしまう」

「限られたスペースの中でいかに電力をたくさん生み出すか、ということを考えると、高効率な太陽光電池パネルに頼らざるを得ないというのが現状だ」

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