驚異的な熱効率! 蒸気機関に替わる革新の「ガスエンジン」19世紀の誕生ルーツをたどる
19世紀に革新をもたらした動力機関「オットー・ランゲン・ガスエンジン」。その誕生の歴史をたどる。
優良ガスエンジンが廃れた理由
そんな優れた商品だったオットー・ランゲン・ガスエンジンが廃れた理由は、
・3hp程度が出力の限界だった
・回転数を安定させることが難しく、時間当たりの作業総量が重要だったポンプ駆動などはともかく、一定の回転数が必須だった工作機械の駆動などには向かなかった
・作動騒音が極めて大きくその改善は不可能だった
など、複数の理由が伝えられている。
オットー・ランゲン・ガスエンジンが市場から消えた後、オットーが先鞭(せんべん)を付けた4ストロークサイクル・ガスエンジン、もしくは灯油エンジンは、その静かな作動音と安定した回転とともに、新たな時代を作ることとなる。
ちなみに、これらの技術革新が行われていたそのとき、わが日本はちょうど明治維新から新政府建設の途中という産業革命前夜の時代でもあった。