驚異的な熱効率! 蒸気機関に替わる革新の「ガスエンジン」19世紀の誕生ルーツをたどる オットー・ランゲン・ガスエンジンの実物大動態レプリカ。縦型のボディ内部にはピストンとラックロッドが上下逆さまに収められていた。燃焼室は一番下。右側は2分の1サイズの動態レプリカ。オットー・ランゲン・ガスエンジンの実物は欧米の技術博物館などに相当数が現存しており、その多くは動態である(画像:守山進) ランゲンとオットーのガスエンジン。図中Aはシリンダー、Bはピストン。1時間1馬力あたりのガス消費量は約30立方フィート。始動時と停止時に燃料を消費せず、時間のロスがない。これが、のちにオットーが試作する4サイクルエンジンにつながった(画像:国立国会図書館) ランゲンとオットーのガスエンジンの改良型。この同年、オットーは4サイクルのガスエンジンを試作している(画像:国立国会図書館) ガスモトーレン・ファブリーク・ドイツ・エンジン。オットーが1876年に完成した圧縮行程付きの4ストロークサイクルガスエンジンである。このタイプのエンジンとしては一つの完成形であり、19世紀末から20世紀初めにかけて多くの汎用エンジンの技術的母体となった(画像:守山進) オットー・ランゲン・ガスエンジンの実物大動態レプリカ。縦型のボディ内部にはピストンとラックロッドが上下逆さまに収められていた。燃焼室は一番下。右側は2分の1サイズの動態レプリカ。オットー・ランゲン・ガスエンジンの実物は欧米の技術博物館などに相当数が現存しており、その多くは動態である(画像:守山進) ルノアール設計のガスエンジン。1959年に特許を取得、1860年に初めて製造したこの方式は、世界初の実用的な内燃機関として有名。2サイクル、無圧縮、電気点火を特徴とする(画像:国立国会図書館) この画像の記事を読む