タクシーでチップ渡したことある? タイミングは「乗車前」「乗車後」どちらがよいのか、ドライバーの心情やいかに

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日本はチップ文化が根付いてないが、タクシーでは珍しくない。いったいなぜタクシーにチップ文化があるのか。

キャッシュレスによるチップの弊害

タクシードライバー(画像:写真AC)
タクシードライバー(画像:写真AC)

 バブル期には一万札を振りかざしてタクシーを止める人もいた。1日の売り上げよりもチップの金額がいいこともあったと、ベテランドライバーたちは目を細めて昔を懐かしむ。

 しかし、今やチップの頻度も金額も少なくなっている。そんな文化もいよいよ終焉(しゅうえん)かという事態になっている。

 現在、ちまたではインターネット決済、カード決済、QRコード決済、交通系IC決済といったキャッシュレス支払いが当たり前となっている。タクシーも例外ではなく、売り上げの半分以上がキャッシュレス決済である日が多い。

 キャッシュレス決済は釣り銭を準備する必要がないため、会計もスムーズになるが、現金で支払われない以上、お釣りは発生しない。

「お釣りは取っといて」

という言葉も釣り銭チップもいずれなくなる日が来るだろう。そして、現金を持ち歩く人も次第に減り、タクシー業界からはチップの存在がなくなるかもしれない。

チップはお金とは限らない

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 非対面接客の多いフードデリバリー業界では、インターネット上でチップを渡すシステムが確立されているが、タクシー業界に浸透するかどうかはわからない。

 チップはお金だけではない。お金以外の心づけを受けることもある。エナジードリンクやビタミン剤やコーヒー、弁当、勤務中には飲めないビールなどいただくこともある。あまり笑えないが、中には酔った女性客からいつ脱いだのかわからない下着などを差し出されたドライバーもいた。

 お金だけではなく、「気持ちが込められたものはすべてチップ」というべきなのか。チップ文化はインターネット上にあるお金として生き続けるのではなく、渡す側と受け取る側の感謝の心の中に生き続けてほしいものだ。

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