トラックドライバー不足 解消の一手 「中継輸送」による実証実験、6月に実施へ
「物流の2024年問題」の切り札として、中継輸送による拠点シェアサービスを展開する企業が、2022年6月に実証実験の行う。
走行距離やドライバーの拘束時間を検証
働き方改革関連法の改正によって、ドライバーの年間の時間外労働時間の上限が960時間に制限される、いわゆる「物流の2024年問題」。ドライバーの1日走行距離が短くなる状況に対応するため、2022年6月、中継輸送によって荷物を配送先まで届ける実証実験が行われる。
実験を行うのは、中継輸送における敷地のシェアサービス「ドラ基地」を運営するスペース(愛知県蒲郡市)。
複数台のトラックが出発地から配送先まで行かず中継地点で荷物を積み替えて折り返し、その荷物をトラックが出発した地域の配送先まで届ける運行方法を検証する。
走行距離やドライバーの拘束時間、運用の課題など定性・定量的にデータ収集し、評価する。
2022年5月30日現在、実証実験に参加する企業を募集している。
実施期間は2022年6月1日(水)~30日(木)。関東地域から関西地域行き、またはその反対の経路での荷物がある荷主、メーカー、運送会社が対象。