取り付けるだけ「アクセル踏み間違い」防止! テクノロジー展で見つけた超絶アイデア製品3選

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自動車による事故防止のための技術や製品がさまざま展示された「人とくるまのテクノロジー展2022」。特に注目のアイテムを三つ紹介する。

運転者の疲労度や眠気を監視

「人とくるまのテクノロジー展2022」で見つけたアイデア製品の一例(画像:渡喬)
「人とくるまのテクノロジー展2022」で見つけたアイデア製品の一例(画像:渡喬)

 2022年5月26日(木)~27日(金)に横浜市内で、「人とくるまのテクノロジー展2022」が開催された。

 自動車に関わる多くの企業が参加し、これからさらなる進歩が期待される電気自動車や自動運転、サスティナブルな製品などが一堂に会した。業界の最新情報や動向に触れられるとあって多くの来場者でにぎわった。

 その中で、まだ世間に発表されていないものや開発途中のものも多くある。

 あまたの製品の中から、既存の車に取り付けるだけ・自分自身に装備するだけで最新の技術を体感できる製品があったので、三つ紹介する。

 いずれも、ドライバーをモニタリングし、疲労度、眠気などを監視する製品だ。

運転のうまい人はどこを見ているのか?

 まず紹介するのはトビー・テクノロジーの「TobiiPro グラス3」だ。旧型の「グラス2」からさらに使いやすく、広範囲の視野をモニタリングできるようになっている。

 メガネのような形状で、メガネの眉間部分と左右レンズの各2個の計5か所にカメラが搭載されている。本体は、モバイルバッテリーのような四角いモジュールと、顔に装着するメガネの部分だ。

 一般的に人間の知覚は80%を視覚情報が占めているといわれている。そのため、認知・判断・行動を繰り返す自動車の運転でも、視覚が重要なことは明らかだ。

 運転がうまい人、苦手な人の差は、視覚情報の中から注意すべき点に向ける視線・意識の差、と言い換えることができる。

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