エキュートで「エキナカ」概念を創造! 都市開発で輝く「JR東日本」の絶対的実力

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JR東日本系デベロッパーは、新しい発想の開発を打ち出して注目されている。しかし、2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大で、国内の都市開発を取り巻く環境も激変。今後どうなるのか。

非接触型サービスの進化

JR東日本クロスステーションのウェブサイト(画像:JR東日本クロスステーション)
JR東日本クロスステーションのウェブサイト(画像:JR東日本クロスステーション)

 コロナ禍では特に外出を伴うサービス、接触型のサービスが業績に大きなマイナス影響を受けた。

 すでに周知の通り、対面販売を旨とする百貨店などの小売業界や、ホテル・旅館などの宿泊業界、レストラン・居酒屋などの飲食業界への影響が大きかった。さらに劇場・ライブハウスなどのライブ・エンターテインメント業界、カラオケなどのレジャー業界も大きな影響を受けている。

 コロナ禍が長期化するなかで、各業界では事業存続の危機感から、かつてないほど大胆な施策を実行し、むしろイノベーションが急速に進展している。物販でも非接触型のサービスを取り入れた企業では、業績が上がる企業が見られるようになってきている。商業開発も従来にない発想が必要になってきていると言える。

 都心部では依然、大手鉄道系デベロッパーの大型開発プロジェクトが幾つも控えている。JR東日本では中野駅や高輪ゲートウェイ駅周辺などの開発計画が見られるが、社会構造や消費者意識の変化を踏まえた開発が求められるところだ。

 また、話をエキナカに戻すと、2021年4月にエキナカ開発を推進してきたJR東日本リテールネットのほか、鉄道会館、JR東日本フーズ、JR東日本ウォータービジネスの4社が統合され、エキナカ・駅周辺の店舗事業を担うJR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)が設立されている。

 事業効率化の一環だが、コロナ禍で鉄道事業者の経営が厳しいなか、かつての私鉄大手のように

「統合 → 縮小」

の流れになっていくのかが危惧される。今までのような発想の開発を持続するのか、注目したい。

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