「3時間もタダで待てません」 4月の荷主義務化とタイパ時代、ドライバー34%不足予測が突きつける物流改革の限界と現場負担

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荷待ち時間の削減策として期待されるバース予約受付システムだが、一部のベンダーでは、売上獲得を優先するあまり、輸送効率を損なうおそれのある「法令の抜け穴」へと誘導するような営業トークが行われているとの指摘もある。

物流政策転換の局面

物流トラック(画像:写真AC)
物流トラック(画像:写真AC)

 2026年は、日本の物流産業にとって大きな転換点となるはずだ――。

 これまでの物流政策は、運送会社や倉庫会社などの物流事業者に対し、責任の所在を置き、罰則も含めて対応を求めてきた。しかし「物流の2024年問題」をきっかけに、物流の改善を進めるうえで中心となるのは物流事業者ではなく、メーカー、小売、卸などの荷主であるという認識が広がり、荷主にも改善の責任を求める方向へと政策が変わった。

 そのうえで物流効率化法などが改正され、荷主に対して物流改善の取り組みが義務づけられた。これを行わない場合の罰則も整えられ、2026年4月に施行される予定である。

 ただし、政府が定めた法令にはいくつかの課題が残る。そのひとつが、荷待ちや荷役の時間など、トラック輸送における無駄な時間を減らすために設けられた

「1運行2時間ルール」

をめぐる扱いである。

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