「3時間もタダで待てません」 4月の荷主義務化とタイパ時代、ドライバー34%不足予測が突きつける物流改革の限界と現場負担

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荷待ち時間の削減策として期待されるバース予約受付システムだが、一部のベンダーでは、売上獲得を優先するあまり、輸送効率を損なうおそれのある「法令の抜け穴」へと誘導するような営業トークが行われているとの指摘もある。

タイパ志向の広がり

物流トラック(画像:写真AC)
物流トラック(画像:写真AC)

 最近、若い世代を中心に「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉がよく使われている。仕事だけでなく、ドラマやアニメ、映画などを見るときにも、早送り再生を使い、時間を節約する動きが広がっている。

 こうしたタイパを重視する人からすれば、1日の労働時間のうち4分の1が無駄になっているといった状況は受け入れがたいものに映るだろう。

 トラックドライバーの平均拘束時間は1日11時間46分で、そのうち3時間2分は荷物の積み込みを待つ時間(荷待ち時間)や積み込み作業(荷役時間)、荷札の貼り付けなどの付帯作業に使われている(2024年度実績)。

 客観的に見れば、「その分、早く帰れるようにすべきだ」と考えるのが自然だろう。

 しかし実際には、この3時間を超える時間はほとんど賃金に反映されてこなかった。本来、ドライバーの役割は運転であるにもかかわらず、立場の弱い運送会社やドライバーは、荷主側の都合によって1日約3時間、全体の4分の1にあたる

「無償の作業」

を強いられてきた。

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