ビーグル犬のバスが街を駆ける! 文京区「Bーぐる」で見つけた、区民に愛される“特典プラス”な日常【連載】町バスに乗って(10)

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運賃100円、1日300円で3ルート乗り放題。2007年開業の文京区コミュニティーバス「Bーぐる」は、特典連動で地域消費も促す。高齢者の足として定着する現場を歩き、その実像を追った。

一日乗車券特典めぐり

長寿庵のそば(画像:下関マグロ)
長寿庵のそば(画像:下関マグロ)

 後日、一日乗車券を使ってBーぐるに乗った。午前中の早い時間に家を出て、めぐりんで御徒町停留所まで移動し、上野松坂屋前からBーぐるに乗車した。一日乗車券は乗車時に運転手から購入できるが、支払いは現金のみのため、事前に300円を用意しておく必要がある。

 文京シビックセンターまで移動し、千駄木・駒込ルートに乗り換えて白山上で下車した。目的地は本郷通にある長寿庵である。路線図に掲載されていた店舗で、食べログでは「江戸そば匠庄之助 肴町長寿庵」が正式名称とされている。

 通りの向かいには、チャーハンで知られる町中華の「兆徳」がある。筆者は町中華の研究と記録を行うグループ「町中華探検隊」の隊長でもある。この日も兆徳の店前には行列ができていた。

 長寿庵でそばを食べ、会計時に一日乗車券を提示して利用を伝えた。合言葉は口にしなかったが、店側からそば菓子が渡された。

 その後、白山上から再び千駄木・駒込ルートで文京シビックセンターへ戻り、目白台・小日向ルートに乗り換えて窪町小学校で下車した。徒歩で大黒湯へ向かった。路線図の裏面には、特典1・2とは別に、銭湯で一日乗車券を提示すると粗品が受け取れると記載されていた。

 筆者はコミュニティーバスで飲食店を巡ることに加え、銭湯の利用も好む。大黒湯が開く15時30分に入店した。湯銭を支払う際に一日乗車券を提示し、特典について伝えると、番台から入浴剤が手渡された。

 湯船にはすでに常連客が多く、地域に根付いた銭湯であることがうかがえた。入浴後、この日は都バスで帰宅した。

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